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とんび 最終回 感想


東京で同居することに決めたやっさん。
田舎の家を片付けていると出てくる懐かしい品々。
旭が小さな頃のものや、おかしゃんが内職で
作っていた玩具。
そして海雲和尚からの手紙。

東京へ行き、旭の家族と食卓を囲むが
どうも落ち着かないし、自分の居場所ではないと感じる。
そこにはずっと親であり続ける為には、
自分は自分で踏ん張って旭たちの拠り所であり続けなければ
ならないから、旭の世話になりながら老後を過ごすという
生き方は否定しなければならないという思いが募ったからだ。

もちろん、亡き海雲和尚の悲しみや寂しさは雪のように
降り積もり、蓄積されていくけれど、海は雪が
積もることはない。
だから海のような親になれという遺訓も頭にあったろう。

早朝、誰も起きださない内に故郷に帰ったやっさん。
とりあえずたえ子姉ちゃんの夕なぎに顔を出す。
親代わりに、やっさんを子供のころからずっと面倒を見てきた
たえ子ねえちゃんは、やっさんがいなくなって寂しくて
心にぽっかりと大きな穴が空いた様子で、
仕込みの料理の鍋を焦がしてしまったところだ。
そんな時に突然とやっさんが現れたものだから、
びっくりするやら嬉しいやら。

その後、旭の嫁の連れ子がやっさんの元へ家出してくる
エピソードが展開する。

実子と連れ子と両方溺れたら、旭は迷わず実子を救え、
俺が連れ子を助ける。そうしたら両方助けられる。
そんなセリフを吐いて、まだまだ旭の親としてあり続ける
自分の生き方を口にしたやっさん。
海辺で遊ぶ旭一家を遠目に見ながら亡き妻を思い出す。
亡き妻も両親を早くに亡くし苦労して育った。
やっさんと結婚し旭が生まれて、一人だったのに
今は3人になったと喜んでいた。
妻は死んだが、今や家族は自分を含めて5人。
家族が増えたよとぼそっと呟くやっさん。
その傍らには亡き妻が寄り添っているのが見える。
こんなラストでした。

やっさんが東京で同居しない道を選んだのは、
いつまでも旭の親として生き続ける道を選んだことと、
たえ子姉ちゃんや照雲和尚やその妻の幸恵さんや、
水産会社の社長や後輩の葛原等、故郷の多くの仲間こそが
自分を陰日向に支えてくれた家族みたいなもので、
自分の居場所は彼らが居るまさにそこなのだということに
気付いたからだと思う。

後輩の葛原に東京の研修センターの仕事を譲って
退職したやっさん。
どうやらたえ子ねえちゃんのお店を手伝いながら暮らしていく
みたい。
たえ子ねえちゃんも生き別れた娘以外には、両親とか肉親は
出てこないので孤独なのだろう。
だからほとんど肉親的な関係のやっさんが自分を頼って
くれるのが嬉しそうだ。

このドラマは毎回泣かせて頂いた。
旭が東京に行ってからはちょっと泣けなくなったが、
旭が小さい頃は健気で可哀想で本当によく泣かせて頂いたし、
そして周りの人たちの優しさにも泣かせて頂いたな。
今ではこんな人間関係が成立している地域はほとんどないだろう。
僕が小さな頃、近所のおじさんやおばさんに叱られたり、
飯を食わせてもらったり、遊びに連れて行ってもらったり、
近所同士の付き合いが濃密だったな。
古き良き昭和の時代です。

自分にも今1歳半の息子がいる。
この子に自分は親として何ができるのか、
親という存在をとても考えさせられたドラマだった。
僕も子供にとって悲しみを積もらせない「海」のように
大きな存在で、そしていつも笑っているような親になるように
努力しようと思った。
自信はないけれど頑張らなきゃな。
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