ビデオカード
2013.02.06
今日はビデオカードの話をしよう。
家のSUBPCを組んだのであるが、ビデオカードは余っていた
HD4870のクロスファイヤー。
ちょっと熱を出し過ぎでSubのPCにしては、電力も
喰いすぎるので困ったなぁと思っているからだ。
さて、ビデオカードとはディスプレイにパソコンの映像を
写すパーツだ。
ビデオカードの性能如何によって、画質やゲームを
した場合の描画の滑らか度合等、かなり左右される。
重たい3Dのゲームをフル画面でやりたいゲーマーらは
このパーツに相当のお金を掛けている。
高額なものだと10万円近くするものもある。
ビデオカードの基盤を作っているのはATIとNvidiaという
2大メーカーであり、ATIのビデオカードは「Radeon」、
Nvidiaは「Geforce」という製品名になっている。
その基盤を各メーカーが独自のケースに収め、
また独自の冷却FANを搭載した形で販売している。
通販サイトで例えばRadeonのHD7870ひとつ取ってみても、
色々なメーカー製が販売されているのが分かると思う。
さて、大元の基盤を提供している2大メーカーについては、
ATI(Radeon)はAMDとNVidia(Geforce)はIntelとタッグを組んでいる
図式になっている。
昔からゲームをするならGeforce、画質に拘るなら
Radeonと言われてきた。
これについては、「桜PCの役立つパソコン情報」さんが
簡潔に両社の特徴を書かれています。
ttp://www.sakura-pc.jp/pc/contents/hardware/vga/radeon.html
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RadeonではなくGeForceを選ぶ理由は、CUDAに対応した
動画エンコードやPhotshopなどのCPU補助に、CPUの性能が低くても
短時間での処理が可能になります。
3D VISIONは対応したソフトで高品質の立体視が可能になります
(別途、対応しているモニターとメガネが必要です)。
GeForceに最適化されているゲームでは同性能のRadeonシリーズよりも
快適に動作することができます。
GeForceではなくRadeonを選ぶ理由は、3モニター出力対応と、
Windows7 64bitでの安定と、ビデオ等の高画質にあります。
少し前まではWindows7で使うならばRadeon!でしたが、
GeForce GTX460以降はまともになりましたので、ゲームや
アプリケーションの対応度で選んでしまって良いでしょう。
ATI StreamはNVIDIA CUDAと比べて対応ソフトが少ないです。
価格・電力・性能のバランスはRadeonの方が優れたモデルが多いです。
3D立体視は複数メーカー共通のOpen Stereo 3D規格よりも、
NVIDIAが独占的に推し進める3D VISIONの方がメジャーになりつつあります。
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上記のように、今でもゲームをするならGeforce、画質に拘るなら
Radeonという図式は成り立つようだ。
なので、ゲーム用途ならばNVIDIAを選ぶのが無難だと思うし、
逆に画質については、多くの方の評価を調べてみると、
黒が引き締まるとか発色が鮮やかであるという評価が散見されるので、
若干Radeonが良いように思える。
ビデオカードは大変短いスパンで新シリーズが発売され、
購入したビデオカードも、すぐに一世代、二世代前のものに
なってしまう。なのであまり大金をつぎ込むことに
二の足を踏んでしまう。
例えば3年前の5-6万円のビデオカードも今では1万円前後の
ビデオカードと同等か劣るぐらいになってしまう。
なので、僕としては3万円までが、どうにか出してもいいと
思える金額だ。
自分としては、今の段階でビデオカードを購入するならば、
性能、価格等を検討すれば、AMDが好きな方はHD7970、
Geforceが好きな方はGTX-670だろう。
Radeonについて言えば、あまり高性能のビデオカードは
必要ないという方には消費電力が少なくて性能の良い
HD7770という選択肢もある。
余談だが、CPUがIntelだからRadeonと相性が悪いとか、
GeforceはAMDのCPUと相性が悪いとか、そういうことはない。
ただ、新しいビデオカードを装着してもCPUが古い場合は、
CPUの性能がボトルネックになる場合はある。
さて、冒頭に書いたSUBPCのHD4870。
確か35,000円前後で買っているから、2個で7万円前後投資している。
なので、元を取るためには、もう少し頑張ってもらうしかないな。
そういえば、こんな情報があった。
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北米時間2013年1月21日,AMDは,旧世代のGPUである
ATI Radeon HD 4000~2000シリーズに向けた公式最新版グラフィックス
ドライバ「Catalyst 13.1」を公開した。
対応OSは32/64bit版Windows 8・7・VistaおよびWindows XP。
ATI Radeon Radeon HD 4000~2000向けの公式ドライバが
アップデートされたのは,2012年7月の「Catalyt 12.6」以来,
実に半年ぶりとなる。
AMDは,ATI Radeon HD 4000~2000シリーズ向けのドライバについて,
「アプリケーション依存の問題修正か,重大なアップデートのみを行う」と
宣言している。
残念ながら,今回アップデートが入った理由は明らかになっていないが,
何かが改善された可能性はある。
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ということで、新ドライバーに期待して、しばらくHD4870は
現役を続けてもらおう。
もう少しでRadeonの8000シリーズが販売されるだろう。
ビデオカードの見直しはその時に考えようという、
このブログを書きながら、自分なりの結論が出たので、
今日はここまでとします。
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