FC2ブログ

オータサンのコンサートへ行って来た。

ohtsanlive

昨日大阪のビジネスパーク円形ホールで開催された、
「ウクレレ・ボッサ・ノーヴァ“アントニオ・カルロス・ジョビンに捧ぐ”」に
妻と行って来た。
普通のライブに比べると、とても少人数なコンサートで、
全部で200席もなかったんじゃないかと思う。
会場に入ると俺の席は前から3列目で位置も中央より少し左で
まあまあいい席だとその時は思えた。

さて、会場のステージには神さまが使うウクレレがすでに置かれており、
神さまウクレレに興味深々の俺はふらふらと吸い寄せられるように、
ステージへ近づいていく。
客席と段差は1.0m程度だったので、身を乗り出してしげしげと観察。
今回、神さまオータサンが使用するのは3本。
2本はマーチン3M、もう1本はカマカの6弦。
へぇ、マーチンの1本はヘッドに菱形のマークが入っている
エンプロイータイプなんだ。なんて思いながら食い入るように見ていると、
他の人もステージに寄ってきて、みんなで無言でひたすら見学。
しばらくすると、若い係員が「すいません、機材セットがあるんで
近づかないでください。」と注意しに来たので、お互い目を合わせて苦笑い。
後にライブの最中にオータサンが使用するウクレレを紹介してくれたが、
俺がマーチンのエンプロイーだと思っていたのは、
ナカニシ製のマーチンレプリカだったことが判明した。
カマカの6弦は通常テナータイプなのだが、自分でお願いして
コンサートタイプの6弦をカマカの社長さんに作ってもらったが、
ブリッジが5-6回も飛んだので、こんな大きなブリッジなんだと説明してくれた。
もう1本は間違いなくマーチン3M。
但し、髭のついているタイプじゃなかったので1960年代の
ものだろうと思われる。

さて定刻に来て、割れんばかりの拍手の中、オータサンが登場。
椅子にドッカと腰をおろすと、「今日ね、ココに来たのはね、仕事しに来たの。」
なんていきなり冗談を言いながら、悠然とウクレレのチューニング開始。
「温度でね、すぐ狂っちゃうの。」ってことらしい。
チューニングが終了するといよいよ演奏開始だが、その前に
「今日ね、譜面を見ながら演奏するのはね、僕、ボケちゃったの。」って
またまたジョークを飛ばし、長年のカード友達の近所の女性(もうお婆さん)が
あなたに質問あるけど怒らないと約束してくれるなら質問するというので、
いいよ、怒んないから質問してみてと言ったら、
「あなたはなんというお名前ですか?」って聞かれたのっていう、
可笑しいけど笑えない悲しいボケ話を披露したけど、
しかし、俺にとってはそんな話より譜面台が大問題。
オータサンは少し斜めに座ったので、俺のポジションからは真正面。
なので譜面台を置かれると手元が全然見えないじゃないか!!
俺のまわりの人もキョロキョロしてたがどうしようもない。
もう、純粋に音を楽しむ以外ないと考え直し、ライブを楽しむことにした。

まず、ナカニシウクレレ High-G仕様を使用して数曲演奏。
結構チューニングがズレるようで何度もチューニングを
直しながらの演奏だ。
手元は見えないが、神様の演奏は素晴らしい。
ウクレレがこれほど深みのある、味の出せる楽器だとは正直驚いた。
特に6弦ウクレレの音は生で聞くと一味違っていた。が、オータサン曰く、
「6弦ウクレレね、嫌いなの、だって指が痛いでしょ。」(爆)

今回のライブで思ったのは、オータサンってもっと厳格な人かと思っていたら、
なんだかクダけた人だった。
「ボク、もう疲れちゃった。」とか「「眠い?」とか、「後、7曲もあるよ。」とか、
極めつけは今回、助っ人に来たナンドー・スアン氏がギターのチューニングに
手こずっていた時に、間もたせに話し始めた、
「なんの話しようか。そうだ、ボクの知っている産婦人科の先生ね、
赤ちゃんが生まれると皮膚の一部を切るでしょ。でね、それを
ずっと溜めていたら随分な量になったので、皮細工の職人に
この皮を集めてなにか記念に作ってよって頼んだのね。
そしたら完成したと、(と、ごそごそ自分のポケットから財布取り出して見せ、)
このぐらいの財布を届けて来たのね。で、彼、あれほど大量の皮を
持って行ったのに、こんな小さな財布にしかならなかったの?って言ったの。
そしたらね、職人が、『触るとスーツケースぐらいになるから、問題ないよ。』って
言ったの。」
この冗談、観客はなんのことだかピンと来なかった。
するとオータサン、「えっ、なんでって、そこまでボクに言わせるの。」って
ハハハって笑ってる。
でもまだ聞いてる観客は未だにポカーン。
オータサン、やっと自分のギャグが滑ってしまったことに気付いて、
チューニングに専念し出した。
と、しばらくすると一番前のお客さんが突然笑い始めた。
オータサン、「今頃気付いたの?」って爆笑。
しかし、これはとても分りにくいギャグなんだよな。
日本には割礼の習慣はないからね。
しかも内容はかなりの下ネタなんで、俺も言うのは憚るから、
何故可笑しいか、皆さんよく考えてみてください。

「老人だからやること遅いのよ。」とか「もうちょっとだから。」とか
なんだかボクやる気ないよ~的なジョークを飛ばしながら、
淡々とライブは進行していく。
オータサンのリズムの取り方は特徴的だ。
つま先と踵を交互にあげてリズムを取っていた。
曲は違えど、なんとなく似ているリズムに途中眠くなったりもしてしまったが、
確かにそのテクニックは素晴らしいものだということは理解した。
手元が見えなかったのは返す返すも残念。
やがて終了し、アンコール。
「じゃ一曲だけね。」と念を押して演ってくれて、それで終了。

ライブ終了後、CD買った人はオータサンがサインをくれるという
アナウンスが流れていた。
ジェイクの時にそんなことはなかったのでとてもショック。
そうだと初めから知っていれば、CDを2枚買って、愛用のロプリンジと
カマカオータサンにサインをもらったのに!
しかしみんなもサインが頂けるとは考えていなかったようで、ウクレレを
持ち込んでいた人はほとんどいなかった。
みんなも失敗したぁって思っていたのではと推察する。

今回、オータサンが相方のナンドー・スアン氏のことを
「今日は彼は調子悪いんだよね。昨日はそうじゃなかったのに。」とか
言ってたが、なんとなくオータサンもノッていなかったようにも感じた。
おととい葉山で演っているので、移動などでお疲れだったのかも。
それとハワイの人に比べて大人しすぎる観客にやりにくかったのかも知れない。
ナンドー・スアン氏のソロの部分でオータサンが「拍手してあげて」なんて
声出していたから、きっと自分のソロパートの部分も拍手の1つも
欲しかったのかもしれない。
「イパネマの娘」で起こり掛けていた手拍子も途中から消えるし、
なんだかクラッシックの演奏会のような非常に礼儀正しいライブだった。
しかしエンディングで息が合わなかったのか、何度かミスをして、
「どうして上手くいかないの?」なんてボヤいてみたり、
妻は老人会の発表会みたいだったと言ったが、まぁそんな感じもした、
俺にとっては今ひとつ盛り上がりに欠けた素朴な演奏会だった。

とりあえず、今回、ウクレレの神さま「オータサン」の生演奏を聞くことができた。
オータサンはご高齢なので今度いつ日本に来てくれるか、
もしかしたら今回が最後のチャンスかもしれないと思って、
無理して平日にも関らず、仕事を調整して、高速飛ばして観にいったんだ。
ライブ終わって食事して、それから大阪から岡山までまたまた高速飛ばして、
帰宅すると深夜1時半。結構疲れた。
ん~でもなんだか正直、そこまでしたのに充実感は感じないなぁ。
まだジェイクのライブの方が楽しかったと感じているが、
こういうのがジェネレーション・ギャップなのかね。
それか、上手い人が見たらめちゃめちゃ感動できる演奏だったかもしれないのに、
俺があまりに初心者なので、オータサンのスーパーテクを感動を持って、
理解できなかったからかもしれない。
でもオータサンはとりあえず面白いおじいちゃんだったし、
演奏はちょっと退屈だったけど、神さまの自嘲的なギャクで
笑わしてもらったんで、それでいいとしなきゃいけないよな。

それでもオータサン、楽しい時間をありがとう。そしてお疲れさまでした。
葉山のコンビニ前で転んじゃったりしたらしいけど、
お歳なんですから、無理せず、福岡、名古屋、東京、頑張ってください!
また是非お会いしたいです。
次は絶対ウクレレにサインしてもらわなきゃ。
スポンサーサイト



comment

Secret

プロフィール

ウクレレやってます。

kazu

Author:kazu
過疎ブログです。気が向いたら更新!

ホームページ

MY Ukulele紹介、 Ukuleleビルダーリンク集もあります。

カテゴリ

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

最新トラックバック

ウクレレお勧め商品

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード