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カマカのご帰還

昨年、初めてハワイでウクレレに出会ってすっかり虜になってしまい、
米のオークションで手に入れたカマカ・パイナップルブルーラベル。
いわゆるヴィンテージ・カマカと呼ばれる年代物だ。
kamakaPINoldblue

手に入れてすぐリフィニッシュしようと、京都のUなる某有名ビルダーに預けたが、
この京都のおっさん、ウクレレはどうですか?などと訊ねるたびに
気候がどうだの、京大の先生と木の修復について研究中だの、のらりくらりと
一年近く俺のカマカを放置しておいた挙句、通算3通目の修理確認の
メールに対してとうとう期限を切った仕事はできないから
返すわなどと言い出す始末。
出来ないなら出来ないと最初からはっきり言えばいいのに、
こっちも頭にきたけど最初に頼んだのはこっちなので、ここは大人の対応を
しようと穏便にウクレレ発表会の折にウクレレの展示をするので
一旦返却して欲しいとメールを送り、なんとか取り返した。
その時も『体調が・・入院か??』などとワケが分からないメールとともに
自分の作品のウクレレも弾いてみてくれと俺のウクレレと共に1本のウクレレを
送ってきたけど、ウクレレ展示会ということで自分のウクレレ宣伝の
いいチャンスとばかりに商売っ気を出したものであると思われ、
俺のウクレレは一年ほども放置しておいたくせに、
いざ自分のウクレレのこととなると、その対応の素早さが
あまりに露骨でありすぎ、もう完全に呆れ果て速攻で送り返した。
ちなみにその後もHPではしっかり新作のウクレレを次々と更新していた。
入院するんじゃなかったの??(笑) 
俺はね、このウクレレがとても大切なのできちんと修理していただきたい一心で、
敬意を表してわざわざ京都まで自身楽器を抱いて出向き丁重に
お願い申し上げるまで礼を尽くしたのに、結局修理するでもなく、
何の連絡も寄こさず1年近くも放置し、最後には逆ギレした非礼に対して、
いまでも考えると腹が立ってくる。
暑中見舞いも年賀状も全て無視、まぁそういう人なんだろう。

さてその後どうしようかと思案したが、今回の失敗も含めやはり作られた所へ
修理を依頼するのが一番確実だと思いつき、このウクレレが作られた
ハワイのカマカへメールで修理ができるかどうか問い合わせたところ、
可能だとの返事をいただいたのですぐにハワイへ送ったんだ。
としばらくすると思いがけずハワイから電話をかけてきてくれて
修理について説明をしてくれた。
修理代金は100ドル。塗装のやり直しも含めてだから安いと思う。
京都のおっさんの預かっても放置して1回も自分から連絡すら寄こさなかった
いい加減な対応とは大違い。

このカマカウクレレは1920年~1930年の間に作られたものと思われるので、
人間の年齢だと大体90歳前後なんだが、
その後カマカから仕上げについての質問が来て、
今回このウクレレを作った初代サミュエル・カマカ氏の曾孫の
ダスティン・カマカ氏がリペアを担当してくれていた事が判明した。
曽祖父の作品を曾孫が修理する。
わがウクレレもこの奇なる縁を喜んだのではなかろうか。
やがて修理完了したので送りますとのメールが届き、
先日の「日通事件」を経て、京都に預けてから約1年、
紆余曲折あったけどやっと我が家に落ち着いた次第。

このウクレレは決して鑑賞用ではなく、ダスティン・カマカがちゃんと
演奏できるものに仕上てくれましたよ。
しかもサービスでカマカ弦を張りなおしてもくれたんだ。
さすがによく乾燥しているので軽い、軽い。
弾くとホディ全体が振動しよく響き、カラッとした味わい深い音がします。
しかし、もともとカマカの歴史の一部を所有したいために手に入れた
ウクレレなのだからむやみやたらと弾くことはせず、
我が家の家宝の一品として扱い大切にしていきたいと思っています。

毎日、このウクレレを眺めてます。
それだけで嬉しいんです。

『わっかるかなぁ~、わかんねぇだろうなぁ~。』
titose.jpg


<オマケ>
複数の某楽器店のHPに
「現在カマカではオータサンモデルとHF-1Dのトラ目が美しい高級なコア材を
 使ったウクレレはその高級コア材が入手困難で作るのをやめています。」
と書かれてあった。
つまり在庫品は貴重ですので、今買っておかないと・・
みたいなことを言いたいのだろうが、
カマカ社は現在、先日募集したジェイクシマブクロの
シグネィチャーモデル100本の製作に全社をあげて取り掛かっており、
それに手一杯で通常モデル以外のオータサンモデルのような
手のかかるウクレレを作る暇がないというのが
俺がカマカとメールをやり取りした中で掴んだ情報なので、
材料が入らないのが理由で当分オータサンモデル等は
作らないという訳でもないんじゃないかと思う。
生産ラインの問題なのかもしれない。
楽器店の情報は例えばロ・プリンジ氏が引退しただの、
たまに、あやふやな情報をそのまま乗っけてる場合があるよ。
俺はウクレレで気になったことは直接工房へメール等で問い合せてますから、
たまに覗いてみてください。
今後調査しようと思っているのは、サニーD氏が引退し、サニーDのブランドを
わが敬愛するセニーザさんが引き継いでいるのではないかということです。
貝による装飾はせず全て木で装飾を行うなど、バインディングの工法や
仕上げが同じなのでサニーDとセニーザはたぶん同じ技術グループだと思われ、
昨年、俺がハワイの楽器店から聞いた昨年末でサニーさんが引退する話と、
最近のサニーDのウクレレは以前と違って造りに粗雑さがなくなっている事などを
あわせて考えるとその可能性が十分にあると思っているからです。

俺はウクレレ評論家か???(笑)
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comment

カマカ・パイナップルブルーラベルというウクレレは、
外側だけじゃなくて、中の部分にも、そして弦の上の方にも(名称が解らないので変な表現ですみません。)パイナップルのデザインがあって、しかも一つ一つ凝っていて可愛いですね♪
ボディの縁取りも可愛い!!
ウクレレ弾かない私でも、この子にはとても魅力を感じます。
写真でこれだけ魅力的だから、実際にみたら、うっとりしそうです。
眺めるだけで楽しい気持ちわかります♪♪
それにしても、京都のその人は、信用できない人ですね。
自分勝手にも程があります。
京都の事、
曾孫さんがリペアされた事、
日通での出来事、
そして魅力的な見た目、
この子でちょっとした物語が作れそうな程、ドラマがありますね。

ハルちゃん、こんにちは。
おっ、ハルちゃんもこのウクレレの良さをなんとなくわかってくれるんだ。
いやはやなんとも嬉しいな。
このウクレレは昨年オークションで手に入れてから
1年近くも身近になかったんで、
毎日眺めてはニコニコしてます。
ほんとに京都のおっさんに振り回されてしまった。
京都の商売人は信用ならないと嫁の親父は言ってたけど、
それは真実でした・・。

はじめまして。
古いエントリにコメントしてすみません。
ネットウクレレをいろいろ検索している途中偶然たどり着いたのです。
京都のU、熱狂的なファンが多いようですが、私は絶対に買いません。
私はkazu様がお盆休みに出かけられた三木楽器そごう店の常連客ですが、あそこでも結構Uを薦めます。
他、いろんな店でUのウクレレを調べてきました。
あまりに酷いからあちこちでアラ探しをするのが楽しくなったほどです。
しかし、仕上げが雑すぎなんですよね。
仕事に心がこもっていない。
国産高級ルシア物という割にはボディのエッジが左右非対称で微妙にゆがんでいたり、ペグ穴の位置が左右ずれて適当な位置に開けられていたり、ペグの向きがばらばらで、きのこのようにあちこち向いて生えていたり(笑)、新入荷のウクレレに明らかに製作途中で付いたと思われるような打痕があちこち付いていたり。
バインディングが剥がれてB級品に格下げになって売られていたり。
とにかく設計精度が甘すぎるのと、商品の取り扱いがひどい。
全てに雑。
音はいい物もあるので、サニーDのようにそういうことを気にしない向きにはいいでしょうけどね。
ですからUは値段と品質のバランスが取れていません。
ぼったくりですよ、あれでは、ね。
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